ポーランド3日目

ポーランド3日目。

0時に寝て6時に起きる生活。
健康的すぎてニキビが出来る。

7:00 朝食。

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今日はチーズを食べる!おいしい!
茶色い赤血球みないなやつは何かの肉なんだけど、ニンニクが効いていて全体的にくさくなる。

8:00 アウシュビッツ見学ツアー。

アウシュビッツはちょっとアクセスが悪いと聞いていたので(だから収容所にされるのか)オプションで現地の日本語ガイド付きツアーを申し込んだ。35000円くらい。取りすぎじゃない?

朝ロビーで待ち合わせ。ポーランド人の男性が迎えに来てくれた。
35000円支払っているが間に2社くらい入っている気がするので彼にはいったいいくら入っているのだろうか、搾取されていないのかといらない心配をする。

ホテルからクラクフの街を歩いてバス乗り場へ。
途中、ガイドさんが街の解説をしてくれる。親切。息が上がりきっている点だけが気になる。徒歩だよ。大丈夫か。
「ここの大学の学食はまずいですね、ふふ」
茶目っ気。35000円分ガイドしてくれる気概を感じる。まじめな人だな。

バスに乗ってアウシュビッツへ。
ちなみに35000円に乗車券は含まれている。が、現地でガイドさんが購入してくれるので奢られている気分になる。

バスの座席はもちろん一緒。デートか。
「わードイツ語や英語も聞こえますねー国際的なバス!」
ガイドさんは5カ国語喋れるそう。すごいね私は1カ国だよ。
ちなみにバスに揺られる時間は1時間40分程度。ずーっと一緒。一対一。コミュ障にはつらい行事。
しかし窓ガラスに通り過ぎる景色を逐一全部解説してくれる。
「あそこは軍の施設でした!」
「ここら辺は大学が多くて朝は激混み!地獄です!あれはIT系の大学です。あっちはプログラミング」
「ここは高級住宅街。高い」
ポーランドは中古車が多いですね。まだ貧しい」
「霧が出てますねーそれとも排気ガスかな?今クラクフでは大気汚染が問題になっています」
すげぇな。本当に1時間40分喋ってくれるの?
ちなみにクラクフの大気汚染なんて中国にくらべたら可愛いもんだよ。

そういえば気になったことがあったので質問してみる。
昨日、クラクフの街を歩いていたらみんなチューリップを持ち歩いていたけどなに?ポーランドの人は毎日花を買うような心豊かな文化なの?
「昨日はちょうどイベントの日でした。男性が女性に花を贈る日」
バレンタインデーみたいなものか。
でもチョコを送るより花を贈る方が画になるね。
「私も昨日は彼女とデートをしてきました」
へぇ~。ふぅーん。ほ~。そりゃよかった。

10:20 アウシュビッツ強制収容所到着。

ツアーの観光客で溢れかえっている。
物騒な世の中なので大きすぎる手荷物は回収、鞄の中も空港のようにチェックされる。
このような手続きもガイドさんが全てやってくれるので私はぼや~っと見ているだけ。35000円の価値。

中には本屋もあり、ぼや〜っとしている時間に少し覗いてみた。
店員さんに「フロムジャパン」と言うと日本語訳のパンフレットや本を出してくれた。
吟味して購入したいが、ガイドさんが待っているのであまり吟味できない。
見学が終わったら改めて買おうと思い、とりあえず入門編のような薄いパンフレットを購入し、ガイドさんの元へ戻った。

「まずは短いドキュメンタリー映画を見ましょう。ユダヤ人迫害について学びます」
ミニシアターのような場所があったので入ってみる。
私たち以外、誰もいない。中央を陣取る。
こんなに観光客がたくさんいるのに何故……。

20分ほどのドキュメント映画なので、映像を見ていればなんとなくの雰囲気はつかめるだろうし、ポーランド語でも大丈夫かな。と思っていたが、映画が始まるなりガイドさんが全て日本語に訳し始めた。
35000円の価値。
映画のナレーションと同じ早さで訳すので疲れるのか訳の随所に彼のため息が混ざる。
がんばって…!
なぜか私が気を遣う。大丈夫ですよとも言えず、20分間の奮闘。
誰も見ていないこの映画を見せてくれるのもこうやって訳してくれるのも、悲惨さをわかってほしいというガイドさんの真面目さが伝わってきて不真面目人間として心苦しい。ありがとう。

上映が終了。
「さぁ、これで映画は終わりです。そしてアウシュビッツ強制収容所の見学ツアーが始まります」
ガイドさんの決め台詞が炸裂。
そうですね、と席を立つ。
膝に置いていた一眼レフを盛大に落とし、全てのテンポを台無しにする。

11:00 アウシュビッツ見学ツアー参加。

ガイドさんが手配してくれたからよくはわかっていないのだが、現地でツアーに申し込める模様。
多国語に対応しているようだが、私たちはポーランド語のツアーに参加。

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これが有名な「働けば自由になれるよ(大嘘)」という門。クソドブラック会社

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中は広く、しかも建物がレンガで奇麗なので平和な寮みたいに見える。

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ただし有刺鉄線からはやる気を感じる。

現地ツアーのおばあちゃんガイドがポーランド語で説明しているのを私の日本語ガイドさんが一生懸命訳してくれる。
スピードが追いつかないのか、あれは本人も無意識に何カ国語か混ざっていたと思う。時々何を言っているのかさっぱりわからなかったが「死にました」「殺されました」だけやけにはっきり言ってくれるので、その単語が聞こえるたびに「oh...」とリアクションを取る。ルーチンワーク

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ガス室にぶち込まれる毒ガスが入っていた缶。

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強制収容した人々から取った義足や食器、靴などなど…一部にしか過ぎないそうだけど。
ガイドさんがあまりに一生懸命話してくれるので、あまり写真が撮れない。なんか申し訳ないな…という気持ちがこのブレから見て取れる。

撮影禁止になっていた地下のガス室や女性の髪の毛(展示されていた一部のものでも2トン)はなかなかのパンチがあった。
髪の毛の展示と一緒に布が展示してあり、ガイドさんが熱心に何か言ってくれているけど所々日本語じゃない言語が混ざってよく理解できない。
帰国後なんで布が?と調べたら、どうやら人間の髪の毛を使って作った布のようだった。まじかよ。

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銃殺所やガス室も見学。
展示所や銃殺所は奇麗なレンガ作りの建物や多くの観光客のおかげでそんなに不気味な空気はなかったのだが、ガス室だけはちょっとダメだった。ギチギチに人を詰めてガスで殺すなんてなかなかヤバい発想だなと思った。

13:30 アウシュヴィッツ第二強制収容所へ移動。

めちゃくちゃ広い。何キロあるんだっけな、教えてくれたんだけど忘れた。

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最近はだんだん施設も痛んできているようで入れる箇所も限られてきているそう。
崩れているものも何件もあり「結構壊れやすいんですね…」と言ったら「いやあれは戦後貧しかったころにみんなが資材を持ってっちゃったんですね」と言われた。なるほど。

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ちっちゃい貨物列車みたいなもにぎゅうぎゅうに詰め込まれて運ばれるらしいが、座る席なんてものも存在しなくギリシャあたりから収容される人なんかは遠すぎて列車の中すでにぼろぼろになっていたそう。
妊婦さんの実験小屋的な場所にも連れて行ってもらった。
建物がレンガで出来ていて、緑も多いからついのどかな田舎感があるけどドン引きだよ。

こういう施設に行ったあとの感想にかわいそうとかひどい!とか言うのが苦手で、かといって国語力がないから中々言い表せないのでノーコメント。
とりあえず人間の残虐性はすごいなと思った。よくぽんぽん殺し方を思いつくな。

ガイドさんが「さぁ、もうすぐ帰りのバスが来ます!ぴったり予定通り!」と得意気に言うので本買いに行ってもいいですかと言えなかった。残念。

14:00 バスでクラクフへ。

帰りは疲れたので静かにバスに揺られる。
ガイドさんがいびきを立てて寝始めるとバスの中の人々がこちらをガン見する。ポーランドではいびきが中々の恥なのかもしれない。
途中はっとして起きるとまた色々な解説をしてくれた。社会主義ギャグまで飛ばしてくれるサービス付き。

16:00 クラクフ到着。

ガイドさんとはここでお別れ。

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夕食まで少し時間があるのでおすすめの場所を教えてもらいながらふらふら街を歩く。
けどやっぱりお腹が空く。ホテルに帰ってポーランド料理店でもググろう。

19:00 夕食だー!!

今日は朝食しか食べていない!お腹が空いた!!
ガイドさん曰く「こんなところでご飯を食べるのは…」とのことで、アウシュビッツツアー中は食事休憩がなかった。意見には同意だけどもう本当にお腹が空いた。今なら昨日の鴨肉400g中華料理も全部食べられるかもしれない。
今日こそはなんとしてもポーランド料理を食べる。明日はチェコに移動するし、最後のチャンス。
アウシュビッツのガイドさんは普段クラクフのガイドもしているようなので、いくつかおすすめの店を教えてもらった。
気になるところはいくつかあったが、空腹の状態で道に迷ったら血管が切れてしまいそうなので一番道のわかりやすい店にした。

メニューを開くがさっぱりわからない。
英語もダメ。私読めない。

店員のかわいいお姉さんが早く注文しろと言わんばかりに私の元へやってきた。
何か言わなければ…と思い「ぼ、ぼるしち!」と言うとボルシチらしきページをバンッ!と開いてくれた。
たくさん種類があるがまったくわからないので一番上に書かれたものを選択。たぶん一番上にあるんだからポピュラーなんじゃないの?ちがうの?

ボルシチはスープなのでもうひとつ。
「あんど ぴえろぎ」と言うとまたピエロギのページを開いてくれた。
これは通ぶって真ん中を選択。
そして忘れてはならないビール。
アルコールがあれば料理がどんなにハズレでも流し込める。

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しばらく待っていると、さっそくボルシチがやってきた。赤カブスープ。
ボルシチってロシアの料理じゃね?と思ったが、伝統的なポーランド料理だそう。やっぱりロシアにボコられた影響とかなのかしら。それとも単純に広範囲に親しまれている料理なのかしら。

ちょっと酸味があっておいしい!!
私が選んだものは、中に肉団子?のようなものも入っていて、意外とお腹にたまるぞ…。
ポーランドのビールは炭酸が強く、こちらもお腹にたまってくる。

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ピエロギが到着。
水餃子って感じ。とってもおいしい!が、正直お腹いっぱい。やばい。食べられない。
しかし今日こそは頑張るんだ…と気合いの完食。

メニューをとってくれたお姉さんに「べりーでりしゃす!」と言うと伝わってくれたようでニッコリ笑ってくれた。優しい。
もっと英語を勉強しておけばよかったなと思う。帰国後はやる気なんて消えてると思うけど。
今回の旅行でコミュ障が嫌われる理由がわかった。意思がわからない奴はこわいよね。異分子だし不気味。今の私がまったくそうだと思うわ。

今日は疲れたのでホテルへ帰ろう。

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夜はライトアップされてとても奇麗。
途中道に迷ったが、ここら辺は小学生が地図書いたの?ってくらいわかりやすい道になっているので無事ホテルへ帰宅。

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結局街中を走りまくっているトラムには乗らなかったな…日本のサイトにはスリが多いので要注意!って書いてあったけど…それらを疑いたくなるような治安の良さ。

20:00 ホテルへ。

お腹がめちゃくちゃ出てしまったが私はこの旅行中で太ってしまうの?

明日はチェコへ移動するが、まったく予定を立てていないので急いで計画を練る。
が、ずっとMVを流しているテレビが面白くて見ていたら時間があっという間に過ぎてしまった。
日本のデザインはクソ!やっぱり海外のデザインがかっこいいよね〜という人は大嫌いなのだが、やっぱりかっこいいよね。中にはカラオケ感のすごいやつもあったけど。
歌詞を掘り下げてる感じの、一個貫いたテーマが見えるのがかっこいいのかな。尺稼ぎなの?っていう間延びシーンもないからテンポがいい。あとは演者たちのカメラ目線の自信満々感。

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ちなみに写真の手前にあるピンクの布は私のパンツだよ。
おやすみ。

ポーランド2日目

ポーランド2日目。

クラクフを歩き回る予定。
今回の旅行の目的はずっと行きたかったチェコに行くことなんだけど、チェコプラハは2日あれば観光できてしまうとのことなので急遽ポーランドをぶち込んだ。
よって予備知識ゼロ。うまく観光できるかは私の運に任せる。気になったものは帰国後に調べて答え合わせをしよう。


朝。
日本で毎日不規則な生活を送ってきたため、時差ボケが何もない。素晴らしい。

7:30 ホテルで朝食。

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ビュッフェ形式でいろいろと物珍しい物が目に入るけど朝から胃がひっくり返りそうになるので我慢。
味はと言うと、普通に美味しい!
料理が合わないと大変だな…と不安に思っていたけどよかった。
まぁきっとポーランド料理ではないと思うけど。
滞在中に一度は食べたい。ポーランド料理。

8:30 ヴァヴェル城到着。

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びっくりするくらいヨーロッパ。
こんな風景は東京ディズニーランドあたりでしか見たことがない。
チケット販売が9:00からなので待ちぼうけ。
ダウンコートを着てはいるものの意外と寒くない。マフラーがいらないくらいだった。

9:00 チケット購入。

まだコミュニケーションのコツが掴めずチケット売り場で揉める。申し訳ない。
とりあえずロストヴァヴェル城って書いてあるやつと宝物武具博物館のチケットを購入。
開館が9:30なのでまたも待ちぼうけ。
団体ツアー?のような塊が門の前で待っているので私もそっと近くで待機する。
そしてまわりに西洋人しか居ないことに気付いた。すごい。

9:30 旧王宮。

団体客にふらふらと着いて門をくぐる。

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すごい!でかい!これがヴァヴェル城なの!?
あ、違うの?
わかりやすいピクトグラムによりここがヴァヴェル城ではないことを理解する。かといって何かはわからない(ホテルに帰って地球の歩き方を見たら旧王宮って書いてあった)。
とりあえず記念撮影。
建物もそうだが、こんなにたくさんの西洋人に囲まれるということが初めてなので建物にそっと入れる。
いい具合に大きさの対比が出来た。

10:00 ヴァヴェル城博物館

チケットと同じピクトグラムを見つける。
ヴァヴェル城の遺構を見ることが出来る博物館の模様。

私的には柱などの装飾が面白かった。彫刻の板?などはかなり深く彫ってあり、立体感がすごい。
なんというか柱に絵を彫るんじゃなくて像を彫る感じ。
中でも赤ちゃんの生首から天使のような羽が生えているデザインに心惹かれた。
あとはドラゴンか馬のような体に人間の頭を乗っけた一頭身の生物も素敵だった。人間の頭が美人で「美人だってのになんでまたこんな体に…」というアンバランス感もポイントが高い。
もしかしたらこういう生き物が聖書とかそこら辺に居るのかしら?
帰国後ググろう。

10:45 宝物武具博物館

とりあえずあるし…という理由から購入したチケット。武具なんて見ても錆びた鉄の固まりがおいてあるだけなんでしょ。と思ったけど全然違った。
さすがヨーロッパ。武器までおしゃれ。こんなに武器に装飾するんですか…?と用途を疑うレベル。
甲冑や銃にまでハートマークがついててかわいらしい。本当にこれで人を殺すの?と思ったけどギザギザになっている剣にはやる気を感じた。
2m越えてるんじゃないかっていう剣もあってかっこいい。
初めて引きずる式のマントを見る。

宝物は言わずもがな綺麗。
性癖なの?レベルで装飾が細かい。目は悪くならないのか心配になる。
この時代、余白は敵だったのか。


ちなみにこのヴァヴェル城敷地内で一番イカしてた建物がこれ。

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出入り口にハリポタみたいな格好をしたお兄さんがいて建物内に入って行く人を見届けている。
私はてっきり今も健在の教会で熱心なキリスト教徒しか入れないのかと思って中にはいるのは断念していたが、後にホテルで地球の歩き方を見て、これこそがヴァヴェル城だと知り悶絶する。ばか。

11:30 旧市街地に向かう。

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が道に迷う。お腹も空く。やる気が出ない。

クラクフ名物っぽい丸っこいパンを屋台で購入し、公園のベンチで食べることにした。
クラクフには鳩がとにかく多い。餌がもらえて外敵がいないのでデブしかいない。日本の鳩より一回りは大きい。

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私がパンを取り出すとわらわらと集まり始めた。
ただ集まれば餌がもらえると思いやがって。餌がほしいならもっと媚びな!と思いつつパンにかぶりつく。
しょっぱい。塩辛い。

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確かに塩味を買ったがさすがにこれはまぶし過ぎだよ。砂糖に見える白い固まり全部塩だからね。
頑張って食べ勧めるが血管が切れそうになったので鳩にあげる。公園内のすべての鳩が私に向かって飛んでくる。こわい。

食後のWi-Fi
さすが海外なだけあってフリーのWi-Fiが飛び交っている。
私は今どこにいるの?せめて滞在ホテルに戻れれば旧市街地まですぐなんだけど…教えてGoogle map!
GPSが指す現在地点を見ると滞在ホテルの真ん前だった。かわいいね。
旧市街地へは真っ直ぐ。

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12:00 旧市街地。

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冗談かと思うくらいヨーロッパ。
この広場のベンチで1日は軽く潰せるな。素晴らしい。

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まずは聖母マリア教会へ。
カメラ代を払えば撮影OKとのこと。
クラクフで一番楽しみにしていた所なので迷わずお支払。と言っても200円しないくらいじゃないかしら。

中はこんな感じ。

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私は無宗教で強いて言うなら神道かなくらいの感じなんだけど、ここに1日閉じこめられてキリスト教を勧められ続けたら入信してしまうかもしれない。
360度これに囲まれるパワーはすごい。

13:00 織物会館で雑貨購入。

箱が有名なのかな?かわいい。
あとは可愛いのか可愛くないのか冗談で描いてるのかよくわからない外国の絵が大好き。
ぶっさいくな猫とかいてかわいかったけど、もう足腰にキていて荷物を持てる気がしないので購入お見送り。

14:00 クラクフ国立美術館

ヨーロッパの美術館は安いと聞いていたけど、500円しないで入れた。
これくらい安ければ私だって毎日美術館に通ってソファでお昼寝するのに。湿度気温の管理された美術館は至高のお昼寝スポット。

数々の絵画が展示されているが、恥ずかしながら予備知識が全くない。
とりあえず心が踊った作品のポストカードを購入。お馬ちゃんが目をひん剥いているのがかっこいい。女の子もきれい。
こちらも帰国後ググろう。

15:00 地下博物館。

チケット売場でクレジットカードを差し出すと困った顔をされる。
そこにVISA OKって書いてあるじゃない。会計してよ。
「Today is free」
「Today is free!?」
トゥデイイズフリー!
毎週火曜は無料とのこと。お昼寝に通えるじゃないか……。

ここは恐らく最近オープンした博物館だと思う。
当時流行っていたと思われる、プロジェクターを使って壁や霧に映像を投影する手法をフルに使っている。
プロジェクトマップじゃないので2010年前後かしら。
おそらく旧市街地の?下から?2006年あたりに見つかった遺構で?掘り出されたものなんかの展示もされている。たぶんね。

その中に本物かどうかはわからないが土に埋まった人骨が展示されていた。
今私は経験経験!なんて言ってひとりで海外に来ているが、結局行き着く先はこの状態で何も残らないんだなと悲しくなる。

16:00 一旦ホテルに戻り休憩。

ラインをチェック!
友人から日本の労働制度に怒っているメッセージがたくさん届く。日常を感じる。

17:00 夕食だ夕食だー!

再び街へ。ポーランド料理を食べることとビールを飲むことが目標。
ホテルからちょっと歩いたところにムチムチのお姉さんがいるお店を見つけたので入店。
なんかメニューにラーメンのどんぶりのフチに書いてあるみたいなクルクルの模様を見つける。
ま、まさかここは中華料理屋なのでは……?
レジを見ると今にもニーハオと言ってきそうな人形が微笑んでいた。完全に中華料理屋。

入ってしまったものはしょうがない。メニューがポーランド語と英語だらけだけど、カテゴリ分けの所に牛とか豚の絵が描かれているのでありがたい。
鴨肉でも食べようかな。一番小さい400gで注文。
鴨肉のカテゴリの中に何個か料理名が書かれているけど、とりあえず勘で指を指す。
あとはビール!と言って注文完了。乗り切れた。

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すごいボリューム!
ビールを付けても1000円前後!やすい!うまい!米もねっちょりしてない!
でも中華!そして多すぎ!
ポーランドのビールは炭酸が強いのかお腹にがっつりたまる。
途中で断念。申し訳ない気持ちで席を立つも周りを見渡すとみんな残してた。

19:00 ホテルへ。

スリ集団にやられると思って捨て財布でも用意しな!鞄はナイフで斬られるものだと思いな!バイクに引ったくられたら引きずり回されるぜ!!とネットで散々言われていたが、クラクフではまったく被害に会わなかった。とても治安がよく、夜も街を歩ける。
ネットの人たちは殺伐としすぎ。

明日のアウシュビッツに備えておやすみ。

ポーランド 1日目

出国の日。

出発ぎりぎりまでヨーロッパのスリ集団についてググり一夜を明かす。無駄な徹夜。
ふらふらの頭で通勤ラッシュに揉まれ、ナチュラルに吐きそうになった。私の乗る電車が空いていたのが唯一の救い。
さらに成田空港が広すぎてまたもナチュラルに吐きそう。
寝てない私は世界一ナイーブ。

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成田空港はとにかくテンパった。出国なんて初めてだし、広すぎる。
手続きをもたもたしてると心なしかお姉さんがイラついてくる。いいじゃない、こっちは無職なんだから優しくしてちょうだい!
相手が日本語を喋ってくれるおかげでなんとか出国手続きができた。
これからみんなが外国語を喋り出したらどうなるんだろう。sorryだけはやけに得意だけど、それ以外の英語はまったく喋れない。
先行きが一気に不安になる。

飛行機の待ち時間、パスポートを落とす。ばか。
何もかもが不安。
さらに飛行機で席を間違え外国人に怒られる。すいません。
そこで私の目標が「旅行を楽しむ!感性をうんたらかんたら」から「なるべく恥をかかずに物を盗られず生きて帰る!」に変更された。志は等身大。

13:00 機内食

ビーフオアパスタ?が聞き取れずたじろぐ。相手がややイラつく。
相手をイラつかせる才能は数年前に捨てたはずなんだけど。おかしい。
パスタって言ってるのか自信が無かったのでビーフを選択。
ねっちょねちょのご飯にゲロみたいなおいしいビーフが乗っかってる。
不思議なご飯。
二合しかお米を入れなかったのに水を三合のメモリまで入れちゃったのかな?ねちょねちょともちもちが繰り広げるハーモニー。
感想は、これが外国のご飯か!!
まずいけど感動。非常に外国っぽい。
そっと一枚ビスケットがあるけどデザートなの?お口パッサパサ。

22:40 待ちに待った2回目の機内食

ヨーロッパ時刻は14:40くらい。
どういうタイミングで出されているのかは謎。前回から何時間よ。お腹空いて吐きそう。
今回は全員マカロニ的なやつ。マカロニかと思ってたけど画像検索してみたらパスタって書いてあった。パスタなの?
まぁいいや。これはとてもおいしかった!ご飯は美味しくなかったけどパンやマカロニ的なやつは普通においしい!
お腹も空いてたしよかった。
そして今回はわからない英語を言われた時に愛想笑いをしてみたけど愛想笑いでシカトされた。この対応も正しくないみたい。
英語が喋れないと海外旅行って絶望的なんだなと身に染みて感じた。帰国したら英語を勉強しよう。
昔思い立って本だけは買ってある。

現地時刻16:15 ウィーン到着。

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おそらく12時間のフライトからの解放。ケツに痣が出来そう。
ウィーンといえば合唱団とかクラシックのイメージだし、空港も芸術を売りにしているのかと思ったが簡素な感じで拍子抜けた。
ここで4時間の待ちぼうけ。
Wi-Fiが繋がったのでメールとラインを受信。いっぱいメッセージ来てるかなぁ!?と思ったけどほぼ無かった。私の厚い人望が伺える。

搭乗口のうしろで確実に果汁100%であろうジュースを絞っている。飲みたい…しかし私はユーロがない。
ここで両替より忍耐に走る私は日本人。

現地時刻20:20 ポーランドクラクフに行くべく搭乗。

私は今まで大きい飛行機にしか乗ったことがなかったのだが、初めてバスを経由する飛行機に乗った。
飛行機がこちらに来てくれるのではなく、私たちがバスに乗り飛行機の場所まで行くのだが、おもちゃみたいな飛行機が出てきてビビる。ちょっとした金持ちなら買えるんじゃないの?
さらにバスを見渡して20人ほどいる中で女が私ひとりなのもビビる。なんなの。

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そもそも飛行機なんて鉄の塊がどうやって空を飛んでいるのかも訳が分からないし離陸も着陸も大嫌いなんだけど今回のおもちゃ飛行機はさらに激しかった。エンジン音が終始轟音で響いている。機体も揺れる。
1時間しないで到着するのが唯一の救いくらいで何度か遺書を書くメモ帳を探した。

21:50 クラクフ到着。

生きてる。
無くなる覚悟も少しあったけど、なんと荷物も無事日本からやってきていた!嬉しい!これで明日は新しいパンツが穿けるぞ!!
初めましての海外旅行なので、オプションで送迎を付けていた。どうやったら安くなるかに挑戦する人もいるけど、断然私は安全を金で買う。
日本語スタッフもいたので、わからないことを聞きまくる。金を払っているんだから現地の生の情報をくれ。
おかげでおいしいレストランやお勧め観光地を教えてもらえた。ホテルのチェックイン手続きもやってくれて、言語の違いにビビりまくっていたので助かった。

部屋について疲れ果てて眠る。
あ、Wi-Fi接続をしメールとラインのチェック!
なにもなし!おやすみ!

退職のお知らせ

2月末をもって仕事を辞めた。
かといって次が決まっているわけでもない。崖っぷち無職状態。
昨年の1月に辞めます宣言をしていたにも関わらずこの体たらく。どうなってんだ。
貯金もほぼない。だいたい酒に消えているから。困った。

そこで、いろいろ考え抜いた結果とりあえず海外旅行に行くことにしてみた。
よく仕事を辞めたら充電期間なんて堕落的な言葉を聞くので倣うことにした。

「デザイン系なんてすべてのことが肥やしなんだよ!(だからいろんな物を参考資料として経費で落とせ!)」
と会社の先輩に教わったので、とりあえず旅行で感性を高めることを言い訳に思いついた。


チェコに行くのがどういうわけか長年の夢だったので今回はチェコプラハに即決。クルテクとかアマールカなどのかわいいセンスに加え、訳の分からないシュールなB級映画?にも興味がわいた。
本当はエジプトの方が長年の夢なんだけど今なんかクソ怖いから女一人旅はやめておく。

ついでにポーランドにも行く。プラハは小さいのでもう一件行けば?と知り合いにアドバイスをもらった。
周辺国なんて何があるのよ……と思っていたけど、アウシュビッツ強制収容所の文字でポーランドに決定。ここにあったのか。知らなかった。

私は締め切りを作らないと行動しないので、とりあえずHIS。専門家にイイネ!って言われないと優柔不断でなかなか決められない。
先のことを決めるのが嫌いな私が頑張って日程を決めたところもう一週間を切ってしまった。ばか。


退職後の手続きや個人事業主としての社会での生き方などを調べていると毎日時間があっという間に過ぎてしまう。
10時間寝てるのが原因だとは思うけど。もっと頑張れ。
というわけで次の更新はポーランドから心豊かにお送りできるように頑張る。

静岡旅行 夏

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今更だけど2015年の夏に行った静岡旅行の写真が出てきたので懐かしい気持ちに。

今回の旅行はビデオカメラをまわして旅ものっぽく編集しようと思ってたんだけど、何も進んでいないことも思い出して嫌な気持ち。

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大雨だったため、急遽行くことになった三津シーパラダイスが思いのほかとても面白かった。
イルカショーがプールではなく、海で行われているのもすごい。

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クラゲもきれい。
ぜひともまた行きたいくらい面白かった。
静岡って鈍行で行けば東京から2000円しないし、意外と近場。

サンシャイン水族館

サンシャイン水族館
寒くなると水族館に行きたくなる。

ここのラッコの芸が超かわいい。
ロイズくんは自分の餌代を稼いでてえらいなぁ!と思うけど一緒に飼われているミールちゃんが全く仕事をせず、これが社会の縮図か……と悲しくなる場所でもある。

葛西臨海公園

一眼カメラを買ったばかりの頃の写真。
高解像度に浮かれて水族館にひとりで行ってきた。

葛西臨海水族館は700円という素晴らしいお値段でいろいろ見れるので大好き。ただし遠くて嫌になる。