ポーランド3日目

ポーランド3日目。

0時に寝て6時に起きる生活。
健康的すぎてニキビが出来る。

7:00 朝食。

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今日はチーズを食べる!おいしい!
茶色い赤血球みないなやつは何かの肉なんだけど、ニンニクが効いていて全体的にくさくなる。

8:00 アウシュビッツ見学ツアー。

アウシュビッツはちょっとアクセスが悪いと聞いていたので(だから収容所にされるのか)オプションで現地の日本語ガイド付きツアーを申し込んだ。35000円くらい。取りすぎじゃない?

朝ロビーで待ち合わせ。ポーランド人の男性が迎えに来てくれた。
35000円支払っているが間に2社くらい入っている気がするので彼にはいったいいくら入っているのだろうか、搾取されていないのかといらない心配をする。

ホテルからクラクフの街を歩いてバス乗り場へ。
途中、ガイドさんが街の解説をしてくれる。親切。息が上がりきっている点だけが気になる。徒歩だよ。大丈夫か。
「ここの大学の学食はまずいですね、ふふ」
茶目っ気。35000円分ガイドしてくれる気概を感じる。まじめな人だな。

バスに乗ってアウシュビッツへ。
ちなみに35000円に乗車券は含まれている。が、現地でガイドさんが購入してくれるので奢られている気分になる。

バスの座席はもちろん一緒。デートか。
「わードイツ語や英語も聞こえますねー国際的なバス!」
ガイドさんは5カ国語喋れるそう。すごいね私は1カ国だよ。
ちなみにバスに揺られる時間は1時間40分程度。ずーっと一緒。一対一。コミュ障にはつらい行事。
しかし窓ガラスに通り過ぎる景色を逐一全部解説してくれる。
「あそこは軍の施設でした!」
「ここら辺は大学が多くて朝は激混み!地獄です!あれはIT系の大学です。あっちはプログラミング」
「ここは高級住宅街。高い」
ポーランドは中古車が多いですね。まだ貧しい」
「霧が出てますねーそれとも排気ガスかな?今クラクフでは大気汚染が問題になっています」
すげぇな。本当に1時間40分喋ってくれるの?
ちなみにクラクフの大気汚染なんて中国にくらべたら可愛いもんだよ。

そういえば気になったことがあったので質問してみる。
昨日、クラクフの街を歩いていたらみんなチューリップを持ち歩いていたけどなに?ポーランドの人は毎日花を買うような心豊かな文化なの?
「昨日はちょうどイベントの日でした。男性が女性に花を贈る日」
バレンタインデーみたいなものか。
でもチョコを送るより花を贈る方が画になるね。
「私も昨日は彼女とデートをしてきました」
へぇ~。ふぅーん。ほ~。そりゃよかった。

10:20 アウシュビッツ強制収容所到着。

ツアーの観光客で溢れかえっている。
物騒な世の中なので大きすぎる手荷物は回収、鞄の中も空港のようにチェックされる。
このような手続きもガイドさんが全てやってくれるので私はぼや~っと見ているだけ。35000円の価値。

中には本屋もあり、ぼや〜っとしている時間に少し覗いてみた。
店員さんに「フロムジャパン」と言うと日本語訳のパンフレットや本を出してくれた。
吟味して購入したいが、ガイドさんが待っているのであまり吟味できない。
見学が終わったら改めて買おうと思い、とりあえず入門編のような薄いパンフレットを購入し、ガイドさんの元へ戻った。

「まずは短いドキュメンタリー映画を見ましょう。ユダヤ人迫害について学びます」
ミニシアターのような場所があったので入ってみる。
私たち以外、誰もいない。中央を陣取る。
こんなに観光客がたくさんいるのに何故……。

20分ほどのドキュメント映画なので、映像を見ていればなんとなくの雰囲気はつかめるだろうし、ポーランド語でも大丈夫かな。と思っていたが、映画が始まるなりガイドさんが全て日本語に訳し始めた。
35000円の価値。
映画のナレーションと同じ早さで訳すので疲れるのか訳の随所に彼のため息が混ざる。
がんばって…!
なぜか私が気を遣う。大丈夫ですよとも言えず、20分間の奮闘。
誰も見ていないこの映画を見せてくれるのもこうやって訳してくれるのも、悲惨さをわかってほしいというガイドさんの真面目さが伝わってきて不真面目人間として心苦しい。ありがとう。

上映が終了。
「さぁ、これで映画は終わりです。そしてアウシュビッツ強制収容所の見学ツアーが始まります」
ガイドさんの決め台詞が炸裂。
そうですね、と席を立つ。
膝に置いていた一眼レフを盛大に落とし、全てのテンポを台無しにする。

11:00 アウシュビッツ見学ツアー参加。

ガイドさんが手配してくれたからよくはわかっていないのだが、現地でツアーに申し込める模様。
多国語に対応しているようだが、私たちはポーランド語のツアーに参加。

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これが有名な「働けば自由になれるよ(大嘘)」という門。クソドブラック会社

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中は広く、しかも建物がレンガで奇麗なので平和な寮みたいに見える。

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ただし有刺鉄線からはやる気を感じる。

現地ツアーのおばあちゃんガイドがポーランド語で説明しているのを私の日本語ガイドさんが一生懸命訳してくれる。
スピードが追いつかないのか、あれは本人も無意識に何カ国語か混ざっていたと思う。時々何を言っているのかさっぱりわからなかったが「死にました」「殺されました」だけやけにはっきり言ってくれるので、その単語が聞こえるたびに「oh...」とリアクションを取る。ルーチンワーク。

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ガス室にぶち込まれる毒ガスが入っていた缶。

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強制収容した人々から取った義足や食器、靴などなど…一部にしか過ぎないそうだけど。
ガイドさんがあまりに一生懸命話してくれるので、あまり写真が撮れない。なんか申し訳ないな…という気持ちがこのブレから見て取れる。

撮影禁止になっていた地下のガス室や女性の髪の毛(展示されていた一部のものでも2トン)はなかなかのパンチがあった。
髪の毛の展示と一緒に布が展示してあり、ガイドさんが熱心に何か言ってくれているけど所々日本語じゃない言語が混ざってよく理解できない。
帰国後なんで布が?と調べたら、どうやら人間の髪の毛を使って作った布のようだった。まじかよ。

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銃殺所やガス室も見学。
展示所や銃殺所は奇麗なレンガ作りの建物や多くの観光客のおかげでそんなに不気味な空気はなかったのだが、ガス室だけはちょっとダメだった。ギチギチに人を詰めてガスで殺すなんてなかなかヤバい発想だなと思った。

13:30 アウシュヴィッツ第二強制収容所へ移動。

めちゃくちゃ広い。何キロあるんだっけな、教えてくれたんだけど忘れた。

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最近はだんだん施設も痛んできているようで入れる箇所も限られてきているそう。
崩れているものも何件もあり「結構壊れやすいんですね…」と言ったら「いやあれは戦後貧しかったころにみんなが資材を持ってっちゃったんですね」と言われた。なるほど。

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ちっちゃい貨物列車みたいなもにぎゅうぎゅうに詰め込まれて運ばれるらしいが、座る席なんてものも存在しなくギリシャあたりから収容される人なんかは遠すぎて列車の中すでにぼろぼろになっていたそう。
妊婦さんの実験小屋的な場所にも連れて行ってもらった。
建物がレンガで出来ていて、緑も多いからついのどかな田舎感があるけどドン引きだよ。

こういう施設に行ったあとの感想にかわいそうとかひどい!とか言うのが苦手で、かといって国語力がないから中々言い表せないのでノーコメント。
とりあえず人間の残虐性はすごいなと思った。よくぽんぽん殺し方を思いつくな。

ガイドさんが「さぁ、もうすぐ帰りのバスが来ます!ぴったり予定通り!」と得意気に言うので本買いに行ってもいいですかと言えなかった。残念。

14:00 バスでクラクフへ。

帰りは疲れたので静かにバスに揺られる。
ガイドさんがいびきを立てて寝始めるとバスの中の人々がこちらをガン見する。ポーランドではいびきが中々の恥なのかもしれない。
途中はっとして起きるとまた色々な解説をしてくれた。社会主義ギャグまで飛ばしてくれるサービス付き。

16:00 クラクフ到着。

ガイドさんとはここでお別れ。

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夕食まで少し時間があるのでおすすめの場所を教えてもらいながらふらふら街を歩く。
けどやっぱりお腹が空く。ホテルに帰ってポーランド料理店でもググろう。

19:00 夕食だー!!

今日は朝食しか食べていない!お腹が空いた!!
ガイドさん曰く「こんなところでご飯を食べるのは…」とのことで、アウシュビッツツアー中は食事休憩がなかった。意見には同意だけどもう本当にお腹が空いた。今なら昨日の鴨肉400g中華料理も全部食べられるかもしれない。
今日こそはなんとしてもポーランド料理を食べる。明日はチェコに移動するし、最後のチャンス。
アウシュビッツのガイドさんは普段クラクフのガイドもしているようなので、いくつかおすすめの店を教えてもらった。
気になるところはいくつかあったが、空腹の状態で道に迷ったら血管が切れてしまいそうなので一番道のわかりやすい店にした。

メニューを開くがさっぱりわからない。
英語もダメ。私読めない。

店員のかわいいお姉さんが早く注文しろと言わんばかりに私の元へやってきた。
何か言わなければ…と思い「ぼ、ぼるしち!」と言うとボルシチらしきページをバンッ!と開いてくれた。
たくさん種類があるがまったくわからないので一番上に書かれたものを選択。たぶん一番上にあるんだからポピュラーなんじゃないの?ちがうの?

ボルシチはスープなのでもうひとつ。
「あんど ぴえろぎ」と言うとまたピエロギのページを開いてくれた。
これは通ぶって真ん中を選択。
そして忘れてはならないビール。
アルコールがあれば料理がどんなにハズレでも流し込める。

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しばらく待っていると、さっそくボルシチがやってきた。赤カブスープ。
ボルシチってロシアの料理じゃね?と思ったが、伝統的なポーランド料理だそう。やっぱりロシアにボコられた影響とかなのかしら。それとも単純に広範囲に親しまれている料理なのかしら。

ちょっと酸味があっておいしい!!
私が選んだものは、中に肉団子?のようなものも入っていて、意外とお腹にたまるぞ…。
ポーランドのビールは炭酸が強く、こちらもお腹にたまってくる。

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ピエロギが到着。
水餃子って感じ。とってもおいしい!が、正直お腹いっぱい。やばい。食べられない。
しかし今日こそは頑張るんだ…と気合いの完食。

メニューをとってくれたお姉さんに「べりーでりしゃす!」と言うと伝わってくれたようでニッコリ笑ってくれた。優しい。
もっと英語を勉強しておけばよかったなと思う。帰国後はやる気なんて消えてると思うけど。
今回の旅行でコミュ障が嫌われる理由がわかった。意思がわからない奴はこわいよね。異分子だし不気味。今の私がまったくそうだと思うわ。

今日は疲れたのでホテルへ帰ろう。

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夜はライトアップされてとても奇麗。
途中道に迷ったが、ここら辺は小学生が地図書いたの?ってくらいわかりやすい道になっているので無事ホテルへ帰宅。

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結局街中を走りまくっているトラムには乗らなかったな…日本のサイトにはスリが多いので要注意!って書いてあったけど…それらを疑いたくなるような治安の良さ。

20:00 ホテルへ。

お腹がめちゃくちゃ出てしまったが私はこの旅行中で太ってしまうの?

明日はチェコへ移動するが、まったく予定を立てていないので急いで計画を練る。
が、ずっとMVを流しているテレビが面白くて見ていたら時間があっという間に過ぎてしまった。
日本のデザインはクソ!やっぱり海外のデザインがかっこいいよね〜という人は大嫌いなのだが、やっぱりかっこいいよね。中にはカラオケ感のすごいやつもあったけど。
歌詞を掘り下げてる感じの、一個貫いたテーマが見えるのがかっこいいのかな。尺稼ぎなの?っていう間延びシーンもないからテンポがいい。あとは演者たちのカメラ目線の自信満々感。

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ちなみに写真の手前にあるピンクの布は私のパンツだよ。
おやすみ。