台湾4日目

ぶんぶんハロー。

蓮池潭

朝。
ちょっと疲れがMAX来てる。
でも今日は台湾で一番気になっていた龍虎塔へゆくのだ。頑張るのだ…。

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まずは電車で左営駅へ。
駅前に謎のオブジェが立っているので記念撮影し、ここから蓮池潭というところへ行く。
なんか大きな湖?池かな?そんなところに、龍虎塔をはじめいろいろとまぁINPACT!!!!って感じの建物が建っているらしい。歴史的背景とかはまったく調べてないんだけど、ビジュアルにB級感があって心惹かれるものがある。

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このインパクト。すごくない?
作っちゃったぜ!やってやったぜ!みたいな感じ。すき。

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暑い…タクシーを使わなかったことを後悔する距離。
(そして途中出会った野良犬のような飼い犬たち)

この池は思った以上に大きくて、しかも私は龍虎塔から一番遠い入口に辿りついてしまった。
しんどいが歩くしかない。
途中、池で父親と少年が釣りをしていたけど、少年の方が突然フラフラとしはじめ気を失って池に落ちてしまった。
父親が急いで池に飛び込み少年を救い上げてたが、私としてはどうしていいかわからずにオロオロした。
熱中症だろうか。怖すぎる。
そしてこういうときどうしたらいいのかもわからず怖すぎる。とりあえずお父ちゃんが助けてくれててよかった。私はいそいそとんずらします。言葉がわからんのだ。悪いことしてないのになんかばつが悪いぞ…。

池の周りでは釣りをしている人も多く、なんだかローカル感があってよい。
ランニングをしている人も多く見かけた。意識が高いな。日の光を浴びる時間に起きれる人たちの場所だここは。パワーがある。

池に沿って歩いていると結構大きいお土産屋さんを見つけた。
レジを見るとクレジットカード利用可能と書いてある。
私はもうあまり現金を持っていなかったのでちょうどいいと思い、ここで会社や友人、家族へのお土産を買って行こうと思った。

お茶やパイナップルのお菓子を持ってレジへ行く。クレジットカードを渡すと…読み取りエラー。
あれ~????
もう一回、そしてエラー。
「おかしい、もう一回!もう一回やるわ!」
店員さんがカードの磁気部分を丁寧に拭く。気合を入れて再度読み込み。そしてエラー。
まじかよ…。仕方ないので現金で払うことになってしまった。
まずい、これはまずいぞ…。
ギリギリ支払うことが出来たが、もう財布の中の現金は120元しかなかった。帰りの電車を考えると、私はもうこの土地でなにも購入することができない。
もしも龍虎塔に観覧料とかあったらアウトだ。

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龍虎塔についたのにまったく心が躍らない。財布の中に120元しかないという現実が突き刺さる。
ここは観覧料あるのかしら…?近くにあったベンチに座ってGoogleすることにした。

…するといい香りがしてくる。
これは…イカだ…イカをフライしている匂いだ…。
もうすぐお昼の時間である。
かなり朝早くに出てきたので、ろくなものを食べていなかった。ああたべたい。いくらだろう?
イカは屋台で売られていた。屋台に値札はなかった。
私はこれくださいとイカを指さした。
おねえさんは「one hundred twenty」と言った。
意外と安いじゃん!と思い20元を差し出した。お姉さんは苦笑いして首を振った。
「one!hundred!」

へぇ、120元もするんだ。これ。
私は公園のベンチに座って龍虎塔を眺めながらイカを食べていた。
120元するだけあってとても量が多い。これはイカ1杯入っているのでは…?
どうしようかな、どうしよう…。
私はついに無一文になってしまった。どうしよう。
そこら辺のお店に泣きついたら電車賃くらい貸してくれるんだろうか…。ああ落ち着かない。知らない土地で無一文、言葉も通じない。
気持ちもお腹もいっぱいだった。泣きだしたかった。

こんなときはgoogle先生だ。
ここから30分ほど歩いたところにセブンイレブンがある。
私の大好きなセブンイレブン。コンビニの中で一番好きだ。食べ物がおいしいし、ATMが使いやすい。
そう、ATMだ。セブン銀行セブン銀行様。
このセブン銀行様にクレジットカードを突っ込むと、キャッシング枠を使って元が出てくるとGoogle先生はおっしゃっている。
もう、ここに行くしかない。このクソ炎天下の中30分も歩くのは気が遠くなるようだけど、この心細さを一刻もはやく解消したい。
私の心は龍虎塔どころではなくなっていた。

観光客どころか地元の人も歩いていない閑静過ぎる住宅街を通りセブンへ。
暑すぎてめまいがするがATM様に無事たどり着くことが出来た。嬉しい…あああ…お金が出てきた…。
私は海外旅行するとき「言うてもまぁフリーWi-Fiあるっしょ!」と海外旅行用のWi-Fiを契約しないタイプだったんだけど、台湾は偶然Wi-Fiが目に止まり申し込んでいた。
本当に助かった。どこにでもフリーWi-Fiが飛んでるわけじゃないし、私は知らない土地で途方に暮れるところだった。恐ろしすぎる。自分の危機管理能力の低さが恐ろしい。

帰りましょう

なんだかもう疲れ果ててしまったのでとぼとぼホテルへ引き返すことにした。
この3日間、もう嫌というほど歩いたのだ。最終日くらいゆっくりしよう。
セブンでかわいいミルクティと缶ビール6本を購入。

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ホテルで湯舟にお湯を張り、ビールを飲みながら2chを読む。至福でござる。

そんなことをしているとあっという間に夕方になってしまった。
台湾最終日…何かおいしいものを食べに行かなきゃ…とホテルの周りを散策してみるものの、これと言って食べたいものが思い浮かばない。

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犬やらバイクやらを眺めて過ごす。

「うちのごはん」

なんだかあの看板だけ文字が読めるなぁと思ったらアレ日本語じゃありません?
もういろいろと吹っ飛んでしまった。
結局私は日本語に飢えていたのだ。
この4日間、ひとりで黙々と歩き続きた。聞こえる日本語はほとんどない。
文字でもいいし言葉でもいい。日本語に触れたくなっていた。
しかも人が並んでいる。現地の人があれだけ並ぶということはおいしいってことなんじゃない???

店内に入ると「いらっしゃいませ!!!」と店員が迎え入れてくれた。
あああうれしい…いらっしゃいされてる…うれしい…。
メニューも日本語だ。なんかちょっと怪しいところもあるけどちゃんと日本語。うれしい…。
写真も載っていて親切。しかもめちゃくちゃおいしいよおおお!!
いい具合に中華料理系の感じと日本食が共存してて完全においしかった!
テンションが爆上がりしてありがとうね!!って店員に話しかけたら通じませんでした。いらっしゃいませだけだったのか…。

ホテルへ

明日はここを4時に出なければならない。
しかし夜型で22時を過ぎたころからテンションが爆上がりしてしまう私はなかなか寝付けず、綾瀬はるかの「奥様は、取り扱い注意」も3週目に突入した。
(ずっとホテルの日本語チャンネル的なところで放送していた)

もちろん翌日は30分ほど寝坊してすっぴんで帰国する羽目になった。
今回も楽しい旅行でございました。