じょんのび

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バンコク3日目

バンコク3日目。

早朝7時。
目の前の部屋から疲れ果てた先輩が出てきた。
「全然眠れませんでした…」
どうやらこのフロアはインド社員旅行のみなさまが泊っているらしく、夜になると部屋を跨いで、というかもう廊下で宴会をはじめてしまっているのだ。
よく見ると先輩の部屋のドアが歪んでおり、上下に隙間が出来ている。これは防音効果が期待できない。

ぷりぷりに怒りながらホテルのフロントへ苦情を言いに行く。
私たちのエリアを見に来るといい。すごい騒音だから。と先輩が言っているのがなんとなくわかった。

私は小心者であまり苦情が言えない質なので先輩はしっかりしててすごいなぁ~と思ったのだが、
「言語には性格があって、英語だと強い感じになる」とのこと。
なるほどなぁと学びがあった。確かに普段の先輩は柔らかい。
言語には性格がある、というフレーズがかっこよくていつか私も使いたいと思った。

今夜は騒音が収まっていることを願う。

ウィークエンドマーケットへ

私は先輩のうしろを「楽しみっすね~えへへ~」と言いながらついて行くだけなので行き方はまったく覚えていない。電車で結構端まで来た気がするのだが…。

私たちが到着したのは早朝すぎて開いている店もまばらだった。
しかしとてつもなく大きい規模の市場だということはGoogleマップでわかった。

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まずは眠い頭をシャキッとするためにコーヒー屋さんへ。
まだ人も少ないのでとてもゆっくりできる。

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かわいい刺繍やおいしそうな食べ物、素敵な小物、陶器など…ここへ来れば何でも揃うというイメージだった。現地の人々も多く買い物に来ている。

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市場も広くてとても午前中だけでは全体をまわれない。
私たちは本日午後から予定があるため、ここには長居できないのだ。
あっという間に戻らなければならない時間が来てしまった。名残惜しいが仕方ない。
ここは必ずまた来たい。

12時 ご友人と待ち合わせ

ホテル近くのショッピングモールにて。
先輩は留学先で数々のお友達を作っているのだが、そのうちのタイ人のご家族と、タイに駐在している日本人のご家族が案内してくれるらしい。

私は純粋無垢な能天気おばさんなので何も詳細を聞かずにいたのだが、よく考えたらみんな英語で話すのでは…?と待ち合わせ場所についてから気が付いた。

冷や汗をかいていたが、英語が喋れるのはタイ人のお父さんと駐在のお父さん、そして先輩のみなので、英語が喋れなくても戦犯にはならない空気があってホッとした。
というかタイ人のご家族がとてもやさしい方々で、言葉が通じないなりにも温かく迎えてくれているのはわかった。

じゃあまずはご飯を食べに行こう!
ということでショッピングモール内の駐車場に泊めてあるタイ人ご家族の車へ向かう。
レザー張りのピカピカの日産が迎えてくれた。
心に余裕がある空気感などから感じ取れてはいたが、金持ちのにおいが強まった。

私、先輩、タイ人のお父さん、お母さん、3歳くらいの女の子。
日本人のお父さん、お母さん、1歳くらいの小さい女の子が車へ乗り込んだ。
何人だ?
8人である。
5人乗りの車に8人がぎゅうぎゅうに詰め込まれてしまった。
後部座席に大人4人が詰め込まれるのは圧巻。いいのか?
一番小さい先輩はもう宙に浮いている。

まったく気に留めない様子でタイパパは車を発進させた。

ランチ

わくわくランチタイムである。
現地の人が教えてくれるお店なんて確実においしいに決まっている。

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グリーンカレーはもう食べた?と親切に聞いてくれる。
初日に食べたけどとってもデンジャー!と言ったら笑っていた。辛いという英語がわからないのだ私は。語彙力が終わっている。
これほど英語を喋れたら…と思った日はない。

もうひとつおすすめのものがあるよ、とデザートを提案してくれた。
なんともち米とマンゴーに練乳をかける謎スイーツだ。

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練乳がすべて持って行っているが普通においしかった。日本でいうところのおはぎらしい。
確かにおはぎもご飯に甘いあんこぶっかけるって正気じゃないよなと思った。

全額タイパパのおごり。ごちそうさまです!!!

ナントカファーム

食後は高速道路か高速道路じゃないのかよくわからない道を時速150kmでぶっ飛ばし、農場体験広場のようなところに連れて行ってくれた。
時速150kmで8人の人間が乗った車がぶっ飛ばしていくのはとってもデンジャー!といった感じで、先輩だけではなく私も宙に浮いていた。

ついた場所はマザー牧場を小さくした感じの体験型農園で、豚やアヒルがそこら辺を歩いている。

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バンコクは結構都会だったので、おそらく小さいお子さんがいるご家庭は休日にこういうところへ来て自然を学ぶんだなと思った。
やっぱり金持ちのにおいがするぜ…。
聞くと奥さんと一緒に会社を経営しているそうだ。
確かに私たちを案内してくれている間も取引先からの電話がかかってきているようだった。
私が想像していたタイの人というのはとにかくのんびり生きているイメージだったが、それだけじゃあんなに街が発展するわけないし、きっとこのご家族たちのような頑張る層が一般的なタイ人10人分くらい頑張っているんだろうなと思った。
空港職員たちですらスマホをみてダラダラしているのに、素晴らしいな。

ここでは各々が散らばり好きなように動物と触れ合った。
きったねぇ池で泳ぐアヒルを見たり、牛に餌をやったりした

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それぞれのご家族が子供と一緒に緩やかに遊ぶ姿を見て、子供のいない私と先輩はあまりの眩しさについ自分の人生を振り返ってしまった。
飲んでばかりの人生だったな…。

夕食

なんと夕食まで面倒を見てくれるらしい。
うれし~!

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連れて行ってくれたのはプールがあるお洒落レストランだった。
ここで1番衝撃的だったのは、ビールが永遠に出てくるところだ。

私たちのテーブルにビールサーバーを持ったお兄さんが待機してくれていて、グラスがちょっとでも空くとバシャバシャにビールを注いでくれるのだ。
どれくらい飲んだのかまったくわからない。
最後の方は酔っぱらいすぎて全部ズボンに吸わせていた気がする。口元が緩すぎる。

英語はわからないが完全にキマッた私はなんだかとても楽しく過ごした気がする。
最高の夜だった。

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天才的デザインのトイレ。


最後はホテルの先輩の部屋でちょっと飲んだりしていると、インド人のパーティがはじまってしまった。
完全に廊下から声がする。ガタイのいいおっさんたちがタオル1枚で酒瓶片手にフラフラ廊下を歩いているのだ。怖い。怖すぎる。
先輩はガチギレして、うるせーぞ!とインド人を睨みつけており、やめてくれ~と叫びたかった。
「ホラ!熊さんもうるせーぞって怒鳴って!」と廊下に放り出されたが、怖すぎたのでいそいそと自分の部屋へ戻った。
おやすみなさい!