香港3日目

11時です。おはようございます。
うわあああ二日酔いだよ!眠いよ!怠いよ!

先輩もとてもグロッキーなご様子だが180cmメンは既に10kmマラソンを終えてスッキリしていた。強い。

今日も昨日と同じく、香港ご友人が案内してくれるとのこと。
お昼に待ち合わせをしているので、重い体をわっせわっせと起こして準備を始めた。

マカオへいくぞ!

ご飯を食べたあとはマカオへ行くぞ!
マカオってどうやって行くんだろ?まぁみんなに付いていけばいっか~!と思っていたのだが、船が見えて戦慄した。
ランチも終えて、ちょっと二日酔いも治りかけてきたかな~というところだったのだが、船はまずい気がするぞ…。

でもまぁ今の船ってあんまり揺れないだろうし大丈夫か!OK~!と乗り込んだらこれは漁船なのか?というくらい揺れていた。乗った瞬間に酔ってしまった。

席に座って気を静める。だめだ…上下にとんでもなく揺れている。軽くGを感じる。
寝てないと死ぬと思う。寝よう。

しかし香港人のご友人が「カメラを教えて!」と一眼を出してきた。
ね、眠れない!
しかもそれマクロレンズやないですか!用途が違うよ!!と思ったが案内してもらっているのだ。私も頑張って全知識を注がなければならない。

先輩に通訳に入ってもらい、一生懸命にカメラについて話したがちょっと先に私の限界が来てしまった。トイレだ!急げ!トイレへ急げ!

トイレのドアの開閉ボタンを押すと、散乱したトイレロールと水浸しの床が現れた。
毎度思うがどうやったらこうなるんだ…?癇癪でも起こさない限りトイレロールって散乱しないでしょ。
ううう…決死の覚悟で便座に顔を近づける。ヒリヒリするぜ…。
私の口からジェット噴射のごとくゲロが飛び出し、とてもきれいに便器の中に吸い込まれていった。我ながら素晴らしい。トイレをきれいに利用している。日本人のプライドである。

そうやってカメラ講座とゲロを何度か繰り返し、ようやくマカオへ到着した。
永遠のように感じられた時間だった…そろそろ胃液しか出なくなっていたので本当にうれしかった。

マカオ到着

やっぱり最近ってスタンプ押してもらえないんだな。マカオでも映画の半券のような紙切れを渡されてしまった。味気ない。

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マカオポルトガルの統治だった名残か建物にとてもヨーロッパ感がある。
教会からは白人の神父さんがぞろぞろと出てきたりして、あれ!?ここアジアじゃなかったっけ?とびっくりしてしまう。

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聖ポール天主堂跡とやらへ向かう道はお土産屋さんで埋め尽くされており、一瞬ここは日本だったか…?と思ってしまった。
まさに温泉街のお土産屋さんの作りなのだ。ベンチマークしました?というくらいそっくり。中へ入ると大体同じようなお土産が並んでいておそらく仕入れ先が一緒という作りだ。

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でもちょっと道を外れた場所を覗いてみると乱雑なTHEアジアという光景が広がっており、コントラストの激しい街並みにわくわくした。
完全に観光の街だったのだが…2020年、果たしてコロナで無事なんだろうか…。

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お土産屋さんに寄ったり、食べ歩きをしたりしながら聖ポール天主堂跡へ。

まったくマカオの歴史を勉強しておらず、大きくておしゃれなかんじだなぁ~という感想しか出てこない。解像度があまりに低すぎる。
パシャパシャと何枚か写真を撮ったら階段を登ってさらに先へ。あそこはなんだろう?博物館だったのかな。高台で大砲などの展示を見ながらマカオの街を見下ろすなどして満喫した。

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マカオは超絶かっこいい高層ビル、ヨーロッパ風の建造物など一見するとイカした場所に見えるんだけど、高いところから見てみると結構ボロボロの民家やアパートも見える。
貧困層エリアと高層ビルエリアが分かれていて、どこもそうなんだなぁ~と思った。

その後も街をふらふら当てもなく歩いていく。途中タピオカを買ってみたりしたがどうも「ハズレ」だったようで生ぬるかった。私のタピオカ処女はこの生ぬるくてあまり味のしない飲み物に奪われてしまった。

そんなこんなで公園のような広場のような、ちょっと開けたところに行きついた。
どうも「ぐでたま」のイベントをやっていたようだ。サンリオはマカオでも頑張っている。

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サンリオの頑張りを見ながらこれからどうしよう会議。
そもそもマカオに着いたのが14時くらいだったのでもう17時だった。
帰りの船や夕食のことを考えるとそろそろ香港へ戻る時間かな?

なんと帰りの船はほとんど揺れない船だった。やっぱり行きの船って漁船だったんじゃ…?
まったく吐くことなく無事に香港へ到着。

夕食とホテル

絶対に現地の人と一緒じゃないと入れないお店。

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お店の人はまったく英語が通じず、先輩が英語でメニューの質問してもわかんないわよと苦笑いしてどこかへ行ってしまう。
英語のコミュニケーション力の強さには毎回痺れるのだが、こういう通じない場所へ行くとわくわくしてしまう。そして店員さんの「わかる言葉で話してよw」という態度もまた、痛快で好きだった。私だったら委縮してしまうのだが、自国語が喋れれば十分でしょという強さを持ちたいところである。

ここで食べた、見た目は最悪なカキの天ぷら??のようなものがとてもおいしかった。名前をちゃんと覚えておけばよかったな。
また香港に行ったら食べたいメニューができた。
香港人のご友人とはここでお別れ。2日間もありがとうございました!私たちはホテルへ向かう。

今夜はご友人宅ではなく、先輩が取ってくれたホテルで宿泊。
とても綺麗で広くて素敵なホテルだった。香港は土地が少ないことからホテルがめちゃくちゃ高い/おまけに狭いというイメージなのだが、いったいここはいくらするのかしら…。一緒に来た180cmメンが誕生日らしく、宿泊代はすべて先輩持ちというイカしたイベントに私も乗っかれてしまった。

夜はホテルのバーで飲みなおし。駅直結のホテルなので線路を見下ろしながらビールを飲む。とてもいい夜。

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タブレットで注文するのだがおしゃれすぎてもう訳が分からない。ひとりだったら「…レコード?お店のBGM変わっちゃう…?」とビビり散らしていたところだ。

毎日10km走る彼は明日の朝もこのホテルの周りを走ってくると言っていて、なんでそんなに走るんですか!?と聞いてしまった。
ひとつ目標をもって、ちゃんと継続するチャレンジみたいなことを言っていて、ちょっと眩暈がしちゃった。私が継続出来ているのなんて飲酒くらいだ…。
しかしこういう普段交わらない人との交流も楽しい。私が殊勝な目標を持って継続できるようになるかは別として、とても刺激的だ。
(これを機に私は帰国後、9時起きだったのを7時起きにして朝食のパンを焼くなんて優雅な生活を始めてみたが、1か月で終わった。)

この後はコンビニまで行って部屋で飲むためのビールを購入する。
部屋で先輩とビールを飲みながら今日のびっくりした文化。楽しかったおばちゃん。いい買い物ができた。香港の人は元気だ…ぽつぽつと話し合った。
私は楽しい日、夜眠るのがとても惜しくなってしまうので、こうやって頭の中を整理するようなふわふわした時間が大好きだった。
おまけにここの宿代はすべて先輩もちだ。
「若いうちに経験できないこと、お金を気にせずせっかくなので経験してもらいたい」
私と先輩は8歳くらい離れている。
こういう大人になりたいぜと思いながら就寝。明日は最終日!